どうすればいいんだろう!?
このように悩んでいませんか?
ぼくも去年は集中が途切れがちで仕事がなかなか進まず。。。モヤモヤしていた時期がありました。
そんなとき、Amazonのおすすめ本で見つけたのが鈴木祐さんの著書「ヤバい集中力」という本です。
メンタリストDaiGoさん推薦ということで読んでみましたが、、、
これがめちゃめちゃわかりやすい良書でした。
ヤバい集中力のメソッドを実践してから、確実に集中力は戻ってきた気がします。
そこで今回は、「ヤバい集中力」を読んだ感想をまとめました。
細かい内容は本におまかせするとして、
- 「ヤバい集中力」の良かったポイント
- 実際に試しているテクニック
- 効果的だと思ったテクニック
など感じたことをお伝えします。
「ヤバい集中力」の良かったポイント【集中力が続かなくても読みやすい】
「ヤバい集中力」の良かったポイントを一言で表すと、「読みやすい!だから実践しやすい!」ということです。
そもそもこの本を読む人は、集中力が続かないことを悩んでいるわけで、、、読みにくかったら挫折する可能性が高いですよね。
そうなったら本末転倒です(笑)
本来は難しそうな「集中力改善」のテクニックをわかりやすく教えてくれるのでとても好印象でした。
具体的には以下の3つのポイントが「良いな」と感じました。
- 集中力の正体をきちんと説明してくれる
- 科学的エビデンスのおかげで信頼できる
- 具体的な方法が示されているので行動しやすい
集中力の正体をきちんと説明してくれる
ぼくもそうでしたが、ふつう集中力が続かないと「自分は集中力が足りない人間だ」と考えますよね。
また、集中力が保てないのは「メンタルが弱いから」と精神論で片付けるケースも多いと思います。
でも、実は「集中力」というのは「自己効力感」や「モチベーション管理能力」など、いくつものスキルが複雑にからみあったものなんだとか。
つまり、さまざまなスキルの集合体をぼくたちは「集中力」と読んでいるようです。
これって結構「初耳」ではないでしょうか?
さらに、集中力が続かないのは特別なことではなく、あのレオナルド・ダ・ヴィンチも長年注意散漫に悩んでいたのだそうです。
そのせいでモナリザ完成まで16年もかかった、なんて逸話もあるくらい。
このように、本の序盤では「集中力の本当の正体」についてわかりやすく説明してくれるので、読み物としても面白いです。
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科学的エビデンスのおかげで信頼できる
鈴木祐さんの本はどれもそうだと思いますが、「最新の研究や論文などの科学的なエビデンス(証拠)」をもとにテクニックを解説しています。
そのため、集中力を取り戻す方法の信頼度も抜群です。
繰り返しになりますが、集中力の改善ってどうしてもエビデンスの乏しい精神論になりがちです。
でも、
「科学的にはこういう結果が出ています」
「その根拠はこの研究に基づいています」
こんな感じで、実際に結果が出ている方法だけを教えてくれるので、スッとお腹に落ちる感じがします。
それでいて、集中力に関する説明では
- 人間の心は2つに分かれている
- 前頭前皮質=「調教師」
- 辺縁系=「獣」
このように科学的な説明をわかりやすい形で教えてくれるので、堅苦しさもなし。
具体的な方法を示しているため行動しやすい
「ヤバい集中力」は、具体的な方法を取り組みやすい形で示しています。
そのため、アクションを起こしやすいと思いました。
例えば、
- 獣にはまず餌を与えるべき
⇒「具体的な食事法」 - 達成感タスクをしっかり管理
⇒「具体的なプランの立て方」 - 反復でドーパミンを出そう
⇒「マイ儀式の作り方」
このように、日常生活のなかですぐに取り組める方法を解説してくれます。
また、最終章には「ヤバい集中力」の全体像がわかる「実践ロードマップ」が掲載されています。
何から始めたらいいか一目瞭然。すぐに行動に移せます。
ヤバい集中力はアクションにつなげやすいと思いました。
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集中力が続かないなら試したい【ヤバい集中力を読んで効果的だと思ったテクニック】
ではここからは、ぼくがヤバい集中力を読んで「実際に試しているテクニック・効果的だと思ったテクニック」をいくつかご紹介します。
詳しい説明は本を読んでのお楽しみですが、「こんなテクニックが書いてあるんだ」と参考にしてください。
脳の劣化を防ぐ【MIND食事法】
MIND食事法というのは、簡単に言うと「脳の劣化を防ぐために開発された食事法」です。
集中力を取り戻すには、あらゆる刺激に反応し巨大なパワーをもつ脳の一部「辺縁系(この本では「獣」に喩えられています)」にきちんと餌を与える必要があり、、、
まずは「食事の改善」が大切のようです。
食事は誰もが毎日摂るので、最も生活に取り入れやすいステップだと思います。
MIND食事法のベースになるのは、いわゆる「地中海料理」。
- 野菜
- フルーツ
- 魚介類
- オリーブオイル
などが中心の食事で、本で紹介されるフード類は美味しそうなものばかり。
食事制限をしている感覚はなく、むしろ食卓がオシャレになるのですっかりハマってしまいました(笑)
また、集中力を高める代表成分「カフェイン」との付き合い方も説明されているので、コーヒー好きの方は要チェックです。
2つのエラーを克服!【報酬間隔プランニング】
仕事の集中力は続かないのに、
「ゲームは何時間もやってしまう」
「ギャンブルはやめ時がわからない」
こんなふうに悩む人って多いはずです。
「この集中力を仕事に向けることができたらなぁ」と思いますよね。。。
実は、ゲームやギャンブルに熱中してしまうのは、ゲームやギャンブルで得られる報酬そのものよりも「報酬の出し方」に秘密があるのだとか。
つまり、その「報酬の出し方」を応用するテクニックが「報酬感覚プランニング」です。
この「報酬感覚プランニング」は、ヤバい集中力のなかでも最良のテクニックと紹介されているので、絶対に試す価値アリ。
ぼくはこのテクニックを使うことで、仕事を「相手主導」ではなく「自分主導」で取り組めるようになりました。
基本的に仕事や作業の集中力が続かない大きな理由は、
- 不毛タスク
- 難易度エラー
以上2つによるものだと説明されています。
不毛タスクというのは、「何のためにやるかわからない仕事」「何を得られるか不透明な仕事」です。
これって何の意味があるわけ?
こんなふうに思っているなら、不毛タスクにハマっています。
難易度エラーというのは、仕事や作業が難しすぎてやる気を失ったり、逆に簡単すぎて先延ばしにしてしまう状態です。
自分のスペックに適さない仕事をしていると難易度エラーが起こります。
この2つの要素を克服するための方法が「報酬間隔プランニング」と言えます。
重要なステップだけあって少々難しいのですが、それを見越してか「即効簡易版」も用意されています。
簡易版だけでも集中力の改善が出来るので、ヤバい集中力を読んだらぜひトライしてみてください。
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集中できる環境へ【聖域づくり】
個人的にかなり気に入っているのが、「聖域づくり」というテクニックです。
簡単に言うと、
- 場所
- デジタル
- 音
を管理して、仕事場の環境づくりをするステップです。
例えば、仕事場を専用スペース化したり、1日のはじめにデスクをクリーンな状態にしたり。さらにデスクには仕事に関する書類や必要なPC、タブレット以外は何も置かないようにします。
そうすることで、タスクへの集中力が高まり、無駄な雑念が湧かなくなります。
また、スマホの通知はオフにして、音に対しても注意を払います。
ここで面白かったのは、
- 外交的な人
=音楽で集中力が改善する - 内向的な人
=音楽で集中力が低下する
このように性格によってBGMの効果は左右されるということです。
ぼくは音楽好きなのでたまに音楽を聞きながら仕事をしていましたが、内向的な性格なのでNGだったみたいです。。。
内向的な人は、環境音やホワイトノイズ程度に留めるのが正解。
最近はノイズキャンセリングがついたヘッドホンやイヤホンがたくさん売っているので、内向的な人はうまく活用したいですね。
ちなみにぼくはSONYのワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンを使っていますが、圧倒的な静寂が手に入るのでおすすめ。
ヘッドホンは疲れるという場合は、ノイズキャンセリング機能がついたAirPods Proも評判がいいですね。
調教師を鍛える【ピア・プレッシャー・指示的支セルフトーク】
集中力を高めるには、「獣(辺縁系)」の力が必要です。
そして、その獣を操る「調教師(前頭前皮質)」のレベルアップも欠かせません。
調教師を鍛えるテクニックはいろいろ紹介されていますが、ぼくが気に入っているのは、
- ピア・プレッシャー
- 支持的セルフトーク
というステップです。
ピア・プレッシャーというのは、簡単に言うと同じ志をもったコミュニティーなどに参加する方法です。
例えば、英語を話せるようになりたかったら、英会話のコミュニティーに飛び込んでみるとかですね。
ぼくはオンラインコミュニティーに参加していますが、その効果は抜群です。
ネット上のつながりでも効果は十分なようで、「一緒に頑張る仲間がいる」と思うだけで心強いです。
指示的セルフトークというのは、ひとりごとで集中力を高める方法です。
映画などで、主人公が自分に語りかけながら集中力を高めるシーンってありますよね。
あれと似たようなもので、
- 仕事でやるべきことを言葉に変える
- 具体的に自分を励ます(声に出す)
これだけでパフォーマンス向上が認められるテクニックです。
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ヤバい集中力を読んだ感想:まとめ
というわけで、鈴木祐さんの著書「ヤバい集中力」を読んだ感想をお伝えしました。
繰り返しになりますが、ヤバい集中力は「読みやすく実践に移しやすい良書」で間違いありません。
本にも書いていますが、集中力を乱すものや情報が溢れかえる現代では『集中力を手に入れる=本当の自由を手に入れる』ということです。
そんな、お金には変えられない力を取り戻す方法をわかりやすく学べる1冊が「ヤバい集中力」でした。
集中力が続かないと悩んでいるならぜひ読んでみてください。