今回は、Apple傘下のオーディオブランド「BEATS」が販売しているBluetoothイヤホン「BEATS FLEX」をレビューしていきます。
実は最近、AirPods(第一世代)のバッテリーが1時間も持たなくなり( 3年以上使っていたので当たり前か…)、その「代わり」ということで、BEATS FLEXを購入してみました。
AirPodsの3分の1以下の値段ですが、実際に使ってみると使い勝手の良いイヤホンに仕上がっています。
これで十分かも!
と思いました。
ここからは、そんな「BEATS FLEX」の
- スペック
- 良いところ&悪いところ
- AirPodsとの比較
をレビューしていきます。
- BEATS FLEXが気になる
- AirPodsから乗り換えようと思っている
【知っておきたい】BEATS FLEXのスペック
こちらが今回購入した「BEATS FLEX」です。
定価は5,940円(税込)。
Appleの公式サイトや家電量販店などでも購入できますが、ぼくはAmazonでポチりました(多少割引をしていたので)。
カラーバリエーションは以下の4種類です。
Beatsブラック
ユズイエロー
フレイムブルー
スモークグレイ
画像引用元:Amazon.co.jp
Beatsといえばブラックが定番かもしれませんが、水色が好きなので「フレイムブルー」をチョイス。
パッケージはかなりコンパクトです。
外箱のデザインはシンプルでかっこいいですね。
【内容物はシンプル】Apple製品のような感じ
早速箱を開けてみましょう。
内容物は以下のとおり。
- BEATS FLEX本体
- 替えのイヤーチップ
- USB-C to USB-Cケーブル
- ペーパー類
今回はじめてBEATS製品を購入しましたが、Apple傘下だけあって内容物やパッケージはAppleっぽいですね。
BEATSのステッカーが付属しているのはちょっとうれしいかも。
イヤーチップは全部で4種類。好みのサイズ・形が見つかりやすいと思います。
ぼくは今のところ最初から付いているイヤーチップを使っています。
充電ケーブルは「USB-C to USB-C」。バッテリーは最大12時間再生が可能です。
Fast Fuel機能を搭載しているので、10分の充電で1.5時間再生が可能。
フル充電をしていれば1日中音楽を聴いていられますね。
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BEATS FLEX本体の仕様
こちらがBEATS FLEX本体です。
インイヤー型のイヤホンで、全体を一直線に伸ばしたときの長さは約86cm、重さは18.6gです。
Flex-Formと呼ばれるケーブルは、耐久性と快適性に優れるという「ニチノール製」。
すでにご存知の方が多いと思いますが、BEATS FLEXのイヤーパッドには磁石が入っていて左右のイヤーバッドがくっつきます。
イヤーバッド同士をくっつけると音楽が一時停止。もう一度イヤーバッドを離すと音楽が再生する仕様です。
beatsのロゴが入った左側の首掛け部分には、
- マイク
- 再生ON/OFFボタン
- ボリュームボタン
- 充電端子
が付いています。
再生ON/OFFボタンは、
- 2回連続押し
⇒曲送り - 長押し
⇒Siriの呼び出し
にも対応しています。
右側の首掛け部分には、電源ボタンが1つだけついています。
そしてBEATS FLEXはW1チップというApple製のチップを搭載しているので、
- iPhone
- iPad
- Mac
などのApple製品とは親和性が抜群。
設定やデバイス間の切り替えがとてもスムーズに行えます。
また、他のBEATS製イヤホンやAirPodsと音楽・音声を共有することも可能です。
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【ここが気に入った】BEATS FLEXの良いところをレビュー
AirPodsと比較した視点でもレビューしていくので参考にしてください。
- 接続が簡単
- 充電が長持ち
- 操作性が良い
- コスパ良し
接続が簡単
ぼくが1番良いと思うポイントは、Apple製品と接続が簡単なことです。
これは「BEATS FLEX」に限った話ではなく、BEATS製品やAirPodsに言えることなのですが、、、
初めてBEATS FLEXをiPhoneに繋げるときは、電源を入れてiPhoneに近づければOK。
すると、iPhoneの画面に接続のポップアップが現れるので「iPhoneに接続」をタップするとBluetooth接続が完了します。
いちいちBluetoothの設定画面をいじる必要がなくめちゃめちゃスムーズです。
また、一度自分のiPhoneに接続すれば、同じAppleIDに紐付けられたMacやiPadにもBEATS FLEXが登録されます。
あとはワンクリックでデバイスを切り替えられるようになるので、これが非常に便利。
iPhoneやiPad、MacなどApple製品をたくさん使っている人は、この親和性の高さでBEATSやAirPodsが手放せなくなると思います。
充電が長持ち
次に良いなと思ったのは、充電が長持ちすることです。
スペックの章でもお伝えしましたが、BEATS FLEXはフル充電で約12時間バッテリーが持ちます。
前日に充電をしておけば、バッテリー残量を気にする必要がありません。
ちなみにAirPodsのバッテリー駆動時間は、
- AirPods 約5時間
- AirPods Pro 約4.5時間
になっているので、2倍以上の長さです。
もちろんAirPodsは、BEATS FLEXに無い機能を搭載しているのでバッテリー消費が激しいのはわかりますが、、、
単純にバッテリーの持ちを考えるとBEATS FLEXに軍配が上がりますね。
操作性が良い
3つ目に良いなと思うのは、操作性です。
先程もお伝えしたようにBEATS FLEXは、首掛け部分に物理ボタンがあり、
- 再生/一時停止
- ボリューム
- 電源ON/OFF
- 曲送り
- Siriの呼び出し
などができます。
AirPodsは物理的なボタンが無いので、ぼくはBEATS FLEXのほうが操作しやすいと感じています。
また、首にぶら下げておけるのはなかなか便利。
イヤーバッド同士をくっつけるだけで再生が停止するのも気が利いていて良いと思います。
コスパ良し
最後に良いなと思ったのは、コスパが良いことです。
これまでApple製チップ(W1やH1チップ)を積んだイヤホンやヘッドホンを購入しようとすると、余裕で1万円を超えていました。
- AirPods Pro
30,580円 - AirPods
(with Charging case)
19,580円 - PowerBeats
16,280円
そんななか、BEATS FLEXの定価は5,940円(税込)。先代モデルにあたるBEATS X(10,780円)と比べてもほぼ半額レベルの価格です。
BEATS FLEXにはAirPods Proのようなノイズキャンセリング機能は無いですし、PowerBeatsのような耐汗耐水性能もありません。
でも、Apple製のW1チップは搭載しています。
個人的には「シームレスにApple製品と繋がること」が何より大事なので、BEATS FLEXのコストパフォーマンスはかなり高いと思います。
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【音が悪いってホント!?】BEATS FLEXの気になったところをレビュー
- 音質
- 充電ケーブル
- 耐久性
音質
まずは音質です。
BEATS FLEXのウェブサイトには、以下のような記載があります。
独自の複層構造ドライバを採用した最新の音響プラットフォームにより、歪みが極限まで低減され、緻密な低音域の出力が可能に。
どうやら低音が売りのようですが、ぼくの印象としては「なんか普通だなー」という感じ。
AirPodsと比べれば低音が豊かな気もしますが、「緻密な低音域って言いすぎでは?」と思ってしまいました。
世間では「BEATSは音が悪い」と言う声も多いですが、分からなくもないですね。。。
個人的には、音がモヤッとしているような印象を受けました。
ただ、気軽に音楽や音声を楽しむ分にはそこまで気にならないと思います。
じっくり腰を据えて音楽を味わいたい方は、ヘッドホンになってしまいますが、SONYのノイズキャンセリングヘッドホン「WH1000XM3」がおすすめです。
これは旧型になってしまいましたが、我が家では今でもバリバリ現役で活躍しています。
充電ケーブル
次に気になったのは、充電ケーブルです。
USB-Cにアップデートされたのは歓迎できますが、結局iPhoneやiPadはLightningケーブルなのでケーブルの使い回しができないんですよね。
これが結構不便です。
はやくケーブルを統一してほしい。。。
そして、付属のUSB-Cケーブルが短いのも個人的にはマイナスポイントでした。
短いほうが良い人もいるかもしれませんが、ぼくは不便に感じるので付属ケーブルは使っていません。。。
耐久性
最後は耐久性ですね。
一応BEATS FLEXのケーブルは、耐久性にすぐれたニチノールという素材を使っているようですが、パッと見はあまり頑丈な感じがしないんですよね(笑)
基本首にぶらさげているので、思わぬ拍子にBEATS FLEXを強く引っ張ってしまうこともあり、断線しないか心配になります。
もちろん使い方次第だとは思いますが、どのくらい長持ちするかは「今後に期待」という感じでしょうか。
ちなみにAirPodsは3年くらい使うことができたので、耐久性としては十分すぎるくらいでした。
最後は充電が1時間も持たなくなってしまいましたが、BEATS FLEXとは違って断線とは無縁です。
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結論:BEATS FLEXはコスパがよく満足できるイヤホンだった
不満点も挙げましたが、総合的には購入して良かったと思えるイヤホンでした。
これだけリーズナブルな価格でAppleのチップが搭載されているイヤホンは、現状BEATS FLEXだけです。
ぼくはiPhoneやMacとシームレスにBluetoothの切り替えができる点に価値を見出しているので、十分満足しています。
- Apple製品を使っている
- 気軽に音楽や音声を楽しみたい
- ファッション感覚で身につけたい
こんな人にはおすすめできますし、リーズナブルな価格帯で購入しやすいイヤホンです。
気になっている方はぜひ試してみてください。